夏の期間に休むから夏休みという

先ほど日本のニュースを読んでいたところ、北海道が猛暑で大変なことになっているという。
もともと冬が長く夏は過ごしやすい土地柄なので、エアコンの普及率が全国平均の3分の1以下だとか。
校庭で体育の授業をしたり、放課後の部活動に支障がきたすなら理解できるけれど、どうやら教室にいて授業を聞いているだけで熱中症になる生徒もいるのだとか。

そう聞くと、「夏休みの季節なのだから授業をしなければいいのでは?」と言いたくなる。
でも学校には授業をすべき期間の定めがあり、それは全国画一的に決められたお約束なので、勝手に北海道だけ授業を止めるわけにはいかないのだろう。
でも日本は南北に長い季節感多様な国。だからこそ冬対策に重点の置かれるこの地域にはエアコンは普及していないのでは?
ならば、土地柄に応じて授業期間を例外的に変更すればよいのに・・・
例えば冬休みはクリスマスと大晦日、そして三賀日だけにして夏休みを増やすとか。秋休みは今年は返上するとか。

ドイツの会計事務所に勤務していた頃のお話し。
上司・同僚と日本の学生たちの夏休みの過ごし方をテーマに話しました。
日本では夏休みに「待ってました!」とばかりに学習塾が講習会を開くので、本当の休みになっていないと現状を伝えると、「それは夏休みって言わないでしょ!」と猛烈に反発されました。
「ではドイツの学生、特に小中学生は夏休みをどう過ごしているのか?」と尋ねてみると、「夏休みなのだから勉強から解放されて、さまざまなアクティビティーに精を出すのだ」そうだ。
例えば、私の当時の上司(女性)は息子2人を授かったけれど、長男が中学生に上がったのを機にお父さんが一念発起。
なんとフランクフルトから二人自転車を漕いでフランス・アルザス地方を経て、遠くスイスまで2週間の旅をしたという。
なんと素晴らしい体験!

旅行中、毎日お父さんが携帯電話で現在地を奥様に報告して無事を知らせていたのだとか。素敵な夫婦愛、羨ましいほどの親子愛!
遊び惚けているわけではないけれど、これぞ夏休みの過ごし方・夏休みにしかできないことをやっていると思って感心しました。

個人レッスンのお仕事をしていますが、夏休みも宿題でがんじがらめにしたいとは思いません(受験生は話が別ですが)。夏休みを取ってご家族で旅行するなど、海外生活中にしかできないことは思う存分やったほうが良いと考えています。それはレッスンが少なくなるので収入的には響きますが、何が一番大切なことか常に考える必要があると思います。
海外駐在中に家族で旅行できる機会なんてそうそうありませんから。

休みとは休むから休みという。ドイツ人のシンプルな発想には、ときどき頭を叩かれるような衝撃を受けることがあります。
「言われてみればそうだよな」って深く頷いてしまうような。

最後に上司や同僚の言った以下の言葉が忘れられません。
「夏休みの期間中も休むことなく勉強するという考え方もあるけれど、しっかり休むべき時に休んで、リフレッシュして秋から新たに勉強に打ち込めるという側面も見逃してほしくないわ。大体、夏の暑いときは勉強しても効率が悪いから夏休みにしているのでなかったの?日本人の考え方は効率的とは言えないわね」ですと!?
厳しいご指摘で。

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by wp636 | 2017-07-15 18:54 | 日常生活 | Comments(0)