関係詞(関係代名詞と関係副詞)の学習について。

関係代名詞はその名のとおり、代名詞の働きをするので格があります。
さあ中1英語・代名詞の復習です。
英語の格はいくつありますか?またその名称を答えられますか?

正解は3つ。主語になることのできる主格、所有を表す所有格、そして対象語・目的語になる目的格です。前置詞の目的語になるのもこの格でした(だから前置詞の後に置かれる代名詞・名詞の格は前置詞目的格という)。

それぞれの関係代名詞の先行詞による使い分けが理解できていますか?
先行詞が人--→ who (主格で書きました)
先行詞が物・動物--→ which
先行詞が人・物・動物(オールマイティー)--→ that

それぞれの関係代名詞の格変化が書けますか?
主格 --- 所有格 --- 目的格の順で、
who --- whose --- who(whom)
which --- whose --- which
that --- whose --- that

前置詞 + 関係代名詞が時に関係する場合、関係副詞whenに置き換えられることを知っていますか?
同様に、前置詞 + 関係代名詞 (場所に関する)= 関係副詞whereに置き換え可能。

関係詞に関する問題は、2つの関連することば(先行詞)を接着剤に一方を修飾する節として、他方を被修飾される節(主節)として一つの文にまとめるものがほとんどです。
しかし学力を伸ばす・高次元に引き上げるためには、関係詞を用いて一文で表されているものを、あえて二つの文に分解するのが効果的です。
そうすることで、代名詞の格の理解が飛躍的に向上するとともに、関係代名詞と関係副詞との関係も明らかになってきます。

関係詞に関する問題は二つの文を一つにまとめるものが主で、出来上がった一つの文を関係詞を用いずに分解する問題は殆ど目にしたことがありません。
しかしこの手間の掛かる・一見無意味に思える地道な作業が学力向上への最短距離です。

今、関係詞を教えている生徒さんにも、「急がば回れ」の考えに基づいて、宿題プリントに書かれている関係詞で結ばれた一つの文を二つに分解するよう課題を与えています。

関係詞の勉強はくっつけて、そして引き離して習得する。一度お試しください。

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by wp636 | 2017-07-12 04:08 | 解法のコツ | Comments(0)

漢字の学習などと言いますと、面倒な作業のようで興味もそそられませんね。
でも読解問題で躓いている生徒さんの中には、基本的な語彙が欠けているのでしょっちゅう読解にブレーキがかかっているような状態の人が見受けられます。
厄介なのは、分からない言葉が基本的なもの・文中に何度も出てくるものだけに、読解の肝を理解できないことになってしまう可能性が高いということです。

漢字の書き取りの練習を機械的にさせることは一見退屈なことではあるけれども、やはり小中学生の間はとても大切なことです。
では効率よく習得するにはどうしたらよいか?
それは読解問題の中で分からなかった語彙を拾っていくことでしょう。文章の内容とシンクロして暗記できるからです。
ともすると無味乾燥な作業になりがちな漢字学習を、たった今読んだ文章と関連付けて頭に入れていく。これが一番効果的です。
文章の内容理解も深まって一石二鳥です。

少しずつ語彙を増やしたら、今度は毎週10個とか15個とか漢字だけを書きとり演習するようにします。
宿題でやらせるだけでは駄目で、確認のための小テストなり、ホワイトボードに問題を書いてその場で書かせて確認するなどの作業が欠かせません。

今になって自分の学生時代を振り返って思うのは、小中学生時代の吸収力は40歳を過ぎた人間のそれとは比べものにならないということ。
多少無理っぽい量の暗記をしても、人間の脳はせいぜい5%程度しか活用されていないのでパンクすることはありません。
漢字ドリル・漢字練習帳など大変有用な教材があります。これを最大限に利用したいですね。

只今小学生・中学生の学習指導要綱に示されている漢字をすべてカバーする問題集プリントを、コツコツ自前で作成する計画を立てています。

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by wp636 | 2017-05-28 07:23 | 解法のコツ | Comments(0)

 若い頃、記憶力には自信がありました。
小学校の漢字のテストなどでは、前日に問題集を眺めるだけでほとんど書けてしまう感じでした。

 その暗記力は中学生になってから社会科の学習に役立ちました。もともとがオール3のような地味な男の子だった私が、ひょんなことから社会科の勉強、特に歴史の勉強に夢中になったのです。
今では生徒さんに語呂合わせを提示して暗記してもらっていますが、当時はとにかく片っ端から暗記していました。
 社会科の成績が伸びると、お次は数学が楽しくなってきました。暗記力が役に立つことを知ったからです。
数学=暗記??と疑問に思う方もいらっしゃるでしょうが、実は数学は「解法を暗記する学問」と言い換えることもできます。
「暗記に頼らず頭を柔軟にして問題に向かえ」という指導者の方もいらっしゃるでしょう。ですが、数学が先天的に良くできる人ならともかくも、後天的に伸ばそうとした時には重要な問題・キーとなる解法を暗記するのは極めて重要です。私は解法の暗記により様々な問題に対する手持ちのカードが増えるにつれて成績が上がっていきました。完璧に分からないものは「こういうものなのだ」「とりあえずこれはこうしておこう」という多少強引な暗記で済ませていました。それでも高校3年生のとき、旺文社の全国模試・数学で成績優秀者になり記念の盾をもらいました。天才じゃなくてもこれくらいのところまでは辿り着けるのです。

 面白いことに、大学入試が終わって家庭教師を始めてから、自分が暗記で乗り越えていた問題が理解できましたし、もっとクリアに数学というものを理解できるようになりました。
この経験から、現時点で多少分からなくても諦めずに先に進めていくと、その先の学習によって得た知識から過去の不明確だったことがらが解消されることを学んだのです。

 今の世の中、すぐに答えが出ることが求められがちで、なんでもその場ですぐ答えを出さねばならないという風潮にあります。
でも学生の間は、とにかく途中で諦めずに学習を進めていってほしいと思います。必ずやブレークスルーの瞬間がやってきますから。

 講師には生徒が途中で投げ出さないよう、レッスンを工夫することが求められます。現時点ではパーフェクトな理解でなくても、学習を進めることで少しずつ自分の能力が上がっていくことが体感できるようなレッスン、これが私の目指すものです。

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by wp636 | 2017-04-26 05:05 | 解法のコツ | Comments(0)

国語の読解力を上げる方法 その2

 前回はつなぎ言葉の種類とその役割をしっかりと理解して、読解に繋げていくというお話をしました。
今回は指示語を一つ一つ意識して文章を読み進めることを提案したいと思います。

 指示語とは、いわゆる「こそあど言葉」のことです。文章中に頻繁に登場する「それ」「こういった現象」「あのような出来事」などの言葉が一体何を指しているのか、軽く流さないで一つ一つそれが指し示す内容を捉えていく努力をしてほしいということです。
ここが単なる読書と国語の読解問題を解くことの違いだと思います。
 指示語を意識しながら文章を読む癖がつくと、自然に指示語が出てくると「はて、これは何を指していたかな」と考え、時に文章を遡って読み直すようになります。それにより文章をより深く読み込み、より深い理解に繋がるようになります。
これは受験対策という観点でも大変有用で、受験では指示語の理解を問う問題が必ず一つは出題されますから、点数アップにも直接つながります。

 お子さんと一緒に国語の文章問題を解く場合、問題になっていなくても「ここの『そのこと』ってなんのこと?」と質問してあげてください。そうすれば、あえて「この文章の意味分かった?」と質問する必要がなくなります。
子どもは素直であり、親に褒めてもらいたいと常に思っています。だから「これ分かった?」と尋ねれば100%「分かった」と答えます。仮に分かっていなくても「分かった」と答える生き物なのです。
だからこそ、指示語の意味するところを尋ねて、お子様が理解できているのか否かさり気なく確認してみてください。特に中学受験を目指す小学生、しかも受験勉強を始めたばかりの小学3・4年生に有効な方法だと思います。

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by wp636 | 2017-04-14 05:01 | 解法のコツ | Comments(0)

 悲しいことに、母国語である日本語・国語が苦手と答える生徒さんは多いです。
国語のレッスン講師をしている私ですが、そんな私も高校生まで国語は得意ではありませんでした。大学入試を終えても国語が得意になったという気持ちにはなれませんでした。
国語に対する見方が変わったのは、他人に国語を教えるようになってからです。指導するためにいろいろと考えました。国語という教科を研究しましたし、入試の問題なども分析しました。
これからブログで追い追い、国語力強化のための秘訣などを書いていきたいと思います。

 さて、文章読解が苦手というお子さんはとても多いです。保護者の方からも「どうしたら読解問題で点数が取れるようになるのか?」「何をすれば読解力が向上するのか?」と質問されます。
突如学力が急上昇する処方箋はそう簡単には見つかりません。しかしヒントはあります。

 まずは接続詞などのつなぎ言葉に注目することです。つなぎ言葉を論理的に辿っていくと文章の構成(意味段落の切れ目)が見えるようになります。つなぎ言葉はかなりたくさんの種類があります。
それを一つ一つ例を挙げながら理解してもらいます。そして仕上げとして、各種つなぎ言葉を用いて生徒さん自身に例文を書いてもらうのです。自分で書き上げる、という作業を通じて文章の作りを理解していく。これは同時に作文の練習にもなっています。

 つなぎ言葉にどんなものがあるかご存知ですか?
そう、順接や逆説、選択・対比、累加・添加、話題転換などです。
グループ学習などではゲーム形式で文章を作っていくのも有効です。一人が作った簡単な文に、他の生徒さんがつなぎ言葉を補ってもう一つ文を付け加えます。これを続けていって即興の長文をみんなで作り上げるわけです。なかなか面白い取り組みですよ。


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by wp636 | 2017-04-10 05:26 | 解法のコツ | Comments(0)

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 前回行った数学のレッスンのテーマは、二点間を結ぶ最短距離を求めよ、というものでした。
最短距離の問題は中学受験、高校受験および大学受験に出題される大きなテーマです。
平面図形、空間図形、関数と絡めて、と出題パターンはかなりたくさんあります。
いずれの問題でも、「直線で結ぶのが最短距離に繋がる」という普遍的な解答への道筋があります。
じっくりと問題に与えられた二点を見つめ、x軸やy軸で、時には傾きのある直線での折り返しなどの工夫をして答えに辿り着くのです。

 私が最初にこの手の問題に出くわした時、「一体何をすればよいのかしら?」となす術もなく思考が止まってしまった記憶があります。
やはり経験は大切です。問題を暗記する必要はありませんが、問題の解き方、解答に至るロジックを身に着けることはとても重要です。

 解説が終盤に差し掛かった時、生徒さんから「アッ」と声が漏れました。解答への道筋に気が付いたからです。
こういう経験がとっても重要です。数学の醍醐味、最高に面白い瞬間かもしれませんね。

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by wp636 | 2017-04-08 05:02 | 解法のコツ | Comments(0)

 大人になるまで、女はくノ一の意味がまったく分かっていなかった私。
これが書き順を意味するのを知ったのは、実は塾講師になった後のこと。それも生徒に教えてもらったという情けないお話しです。

 それくらい書き順を気にせず生きてきました。そして親から度々「あなたの字は汚い。もっと落ち着いて綺麗な字を書くように心掛けなさい。」としょっちゅう注意されていました。
 今の私なら「落ち着いて」とか「綺麗な字を心掛ける」などという漠とした言い方はしないでしょう。もっと具体的に「書き順を守って書いてごらん」と言って、一緒に漢字の書き取り練習をするでしょう。

 小学生の生徒さんに「先生、漢字の書き順が間違っているよ」なんて指摘されたくなかったので、インターネットで書き順を一画一画示してくれるお役立ちサイトを見つけて練習したのを思い出します。
http://kakijun.jp

 すると意外な副産物が。そう、自分の書く字が明らかに変化しだしたのです。自分でもはっきりと自覚できるほどに、字がまともになっていきました。
パソコンの普及により手書きで文章を作成する機会が減っているとはいえ、入試の作文ではいまだに手書きで解答しなければなりません。さすがに読みにくい汚い字は、採点官の心証を悪くしてしまうでしょう。美しい字を書く人はやっぱり素敵だと思います。自分の字は綺麗ではありませんが、妻は美しい字を書くので羨ましいです。

 私の例ではありませんが、歳を取っても字体は変えられます。まずは書き順を正しくすることを実践してみてください。
小さなお子さんなら急速に変化を体感できると思います。



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by wp636 | 2017-04-06 04:31 | 解法のコツ | Comments(0)

もしも東京都立の高校を受験しようと考えた場合、漢字の学習はものをいいます。
というのも、読みと書き合わせて10問出題され、各2点の配点があるので合計20点になります。
100点満点の20点。看過できません。しかも進学重点校(日比谷高校や国立高校)でも配点は同じです。ここで取らなくてどうする!って感じです。
漢字の学習が効果的なのは、中学生の学習する漢字の範囲を逸脱して出題することが許されないからです。学習指導要綱に定める漢字からしか問題を出せないのです。だから過去の漢字の出題や他県での漢字の問題を集中的にやることが効果的です。
できれば中2くらいから対策を始めたいです。
都立の難関校を目指すなら、漢字の暗記に中3になって時間を割きたくないです。数学のさまざまな出題パターンを演習を通じて体得したり、英語の長文読解力、すなわち速読の力を伸ばすことに時間を掛けたり、はたまた国語の長文読解問題をテンポよく解答する演習を積むことに時間を当てたいです。
目標を高く設定し、早い時点で受験を意識した学習を始めてほしいと思います。

全国都道府県の過去の入試に出題された漢字問題は、以下のサイトに公開されています。
有効に活用してください。富士教育出版社さんに感謝!

http://www.fujikyoiku.co.jp/kanjikenbetu.html

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by wp636 | 2017-04-05 03:31 | 解法のコツ | Comments(0)