ドイツに留学したての頃、単語量も少なくて何もかもが新しい発見という毎日を過ごしていました。もう10年以上も昔のお話です。
スーパーマーケットや本屋さんを探すのにも一苦労。そんなサバイバルな生活を送っていたある日、「そうか!ドイツって国は通りの名前を覚えると目的地に辿り着けるのだ」とようやく気付いたのです。

 すると結構面白い通りの名前、有名人にちなんだ通りの名前に出くわす機会があり町歩きが楽しくなってきました。
大きな都市にはどこかで聞いた通りの名前が、共通して存在することも発見しました。コンラード・アデナウアー通りやウィリー・ブラント通りなど。

 ドイツ留学した時点ではA2レベルしかなかったので、とにかく分からないことだらけ。そんな自分が不思議に思っていたのは「ドイツにはやたらとEinbahnstraßeって通りがあるもんだ」ということ。
私は自家用車に乗った経験がないので、車に乗るときのルールなどにも疎かったのです。

 どんなドイツ語初心者でも、車に乗る人ならこんな簡単なことご存知だと思います。そう、Einbahnstraßeってのは「一方通行」のことです。Kompositum(合成語)のことを学んで、ようやくこの単語が「一方通行」を表すことに気付いたのです。
だから今でもEinbahnstraßeの標識看板を見ると苦笑いしてしまいます。そこら中にあるので笑い続けないといけないのですが…

 こんな低レベルから出発した私ですが、その後とある語学学校で「文法マシーン」と呼ばれるようになったのだから大した出世ですね。
散歩のときに目に入る看板などからでもドイツ語の勉強はできます。今振り返って思うのは、やはり語学は止めてはいけないってこと。
ほんの少しでもいいですから、毎日コツコツ続けることが大切だと改めて思います。
継続は力なり、ですね。

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by wp636 | 2017-04-28 04:42 | ドイツ語 | Comments(0)

 若い頃、記憶力には自信がありました。
小学校の漢字のテストなどでは、前日に問題集を眺めるだけでほとんど書けてしまう感じでした。

 その暗記力は中学生になってから社会科の学習に役立ちました。もともとがオール3のような地味な男の子だった私が、ひょんなことから社会科の勉強、特に歴史の勉強に夢中になったのです。
今では生徒さんに語呂合わせを提示して暗記してもらっていますが、当時はとにかく片っ端から暗記していました。
 社会科の成績が伸びると、お次は数学が楽しくなってきました。暗記力が役に立つことを知ったからです。
数学=暗記??と疑問に思う方もいらっしゃるでしょうが、実は数学は「解法を暗記する学問」と言い換えることもできます。
「暗記に頼らず頭を柔軟にして問題に向かえ」という指導者の方もいらっしゃるでしょう。ですが、数学が先天的に良くできる人ならともかくも、後天的に伸ばそうとした時には重要な問題・キーとなる解法を暗記するのは極めて重要です。私は解法の暗記により様々な問題に対する手持ちのカードが増えるにつれて成績が上がっていきました。完璧に分からないものは「こういうものなのだ」「とりあえずこれはこうしておこう」という多少強引な暗記で済ませていました。それでも高校3年生のとき、旺文社の全国模試・数学で成績優秀者になり記念の盾をもらいました。天才じゃなくてもこれくらいのところまでは辿り着けるのです。

 面白いことに、大学入試が終わって家庭教師を始めてから、自分が暗記で乗り越えていた問題が理解できましたし、もっとクリアに数学というものを理解できるようになりました。
この経験から、現時点で多少分からなくても諦めずに先に進めていくと、その先の学習によって得た知識から過去の不明確だったことがらが解消されることを学んだのです。

 今の世の中、すぐに答えが出ることが求められがちで、なんでもその場ですぐ答えを出さねばならないという風潮にあります。
でも学生の間は、とにかく途中で諦めずに学習を進めていってほしいと思います。必ずやブレークスルーの瞬間がやってきますから。

 講師には生徒が途中で投げ出さないよう、レッスンを工夫することが求められます。現時点ではパーフェクトな理解でなくても、学習を進めることで少しずつ自分の能力が上がっていくことが体感できるようなレッスン、これが私の目指すものです。

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by wp636 | 2017-04-26 05:05 | 解法のコツ | Comments(0)

石田衣良『眠れぬ真珠』

 ただ今何気なくyahooニュースを眺めていたら、フランスの大統領選で注目を集めるMacron候補の奥様は24歳も年上だという。
これには正直驚きました。だってまるでお母さんじゃないか!と思ったので。

 先日読み終えた石田衣良の『眠れぬ真珠』も、テーマは年上女性と若者との恋愛。主人公の咲世子と素樹との年齢差は17歳。
amazonの評価を見ていたら「汚らわしい」という表現がありビックリしました。
年上の女性と付き合うのは汚らしいことなのでしょうか?私はそんな風には思いませんが。。。

 石田衣良ほどモテる男ならではの人物設定だなと感心してしまいました。女性の年齢が更年期障害に悩む45歳ということよりも、若くて才能のある映画監督・素樹の年齢が28歳だったのが心憎いです。
この年齢の男性は仕事を持ち自立した女性に魅力を感じる頃なのです。何でもかんでも若けりゃいいって言いながら鼻の下を伸ばすのはオヤジなんです。Macron候補も今では39歳ですが、奥様と結婚した時は29歳だったと言います。確かに『眠れぬ真珠』の中にも「上り坂を行く男と下り坂を行く女がひょんなことからすれ違い恋に落ちた。でも私はこの先どんどんこの坂を下っていくだけ。彼はもっと高いところに上っていくのに。」とありましたが、胸に熱いものがこみ上げてきました。男性作家なのにこういう小説が書けるところに石田衣良の才能を感じますね。

 最後のところ、「咲世子のもとに素樹が戻るなんて考えられない」という書評もありましたが、私はアリだと思いました。先のことをあれこれ悲観的に考えるよりも、今を精一杯に生きることを二人は選んだのですね。
これって恋愛に限った話ではありません。人生何事もその時その時を懸命に生きることが肝心だと思います。
 私の大好きな言葉は「過去を謀らず、未来を慮らず」です。過去のことはもう書き変えることはできません。未来のことは思い煩っても予想したとおりにはなりません。だから「今を精一杯に生きる」ということ。後悔のないよう、今を必死に生きていきたいと思います。


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by wp636 | 2017-04-25 02:38 | 書籍 | Comments(0)

 自分がレッスンの際、注意して使わないようにしている言葉、それは
「これ分かった?」という質問です。

 大人になるとどうしてもこう考えてしまいがち、
「分かるなら分かると答えるはずだ」「分からないものは分からないと質問してくれるはずだ」と。

 でも子どもはそう考えません。親に愛されたい、学校の先生に褒められたい、塾の先生をがっかりさせたくない・・・
だから「これ分かった?」と尋ねれば、100%「うん、分かった」と答えます。実際のところ分かろうが分からまいが「分かった」と答えます。
 だから指導する者は「これ分かった?」という質問の仕方をしてはいけないのです。これは質問になっていないからです。
代わりに「では次の問題をやってごらん」と復習の意味の問題を与えるのです。復習問題ができなければ分かっていないのです。事実を確認する、そこが大切です。
分かっていないと判断しても、次の言葉を絶対に言ってはいけません。

「もう(すでに)一回こういう問題をやったよね?忘れちゃったの?」とか「どうしてできないの?」など

 こういう言葉を投げられると子どもは絶対に委縮します。勉強が楽しいと思う子どもに育ちません。
確かに一度教えたことを分かっていなかったという事実はちょっと切ないです。しかも「分かった?」と質問した際「うん、分かった」と答えられたら尚のこと切ないです。
でもそこはじっと我慢して、「じゃあもう一回一緒に問題を解いてみようか?」と誘ってあげるのです。
そうすると子どもは安心して問題に挑戦していけるのです。くじけないで勉強を続ける子どもになるのです。

 しかし、自分の子どもだからこそ「分かってほしい」「しっかり解けるようになってほしい」という気持ちが先行してしまい、ついつい「一度説明したじゃない!」とか「どうしてできないの?」と感情的になりがちです。

 外部の人間、すなわち学習塾とか家庭教師とかが有効なのは、身内ということを離れて客観的に生徒さんと接することができるからでしょう。
以前、ある生徒さんから「先生、また同じ説明をさせてしまって申し訳ありません」と言われたことがあります。正直言ってビックリしましたし、大変なショックを受けました。この生徒さんが私のレッスンを受けて2回目だったか3回目のことだったと思います。
その時言葉を失ってしまったのは、この生徒さんが私に出会う以前にどういう言葉を投げられてきたか想像できてしまったからです。

 大人が良かれと思って投げかける言葉が、時として子どもにとって深く心に残ってしまう、良い意味でではなく悪い意味で・・・
自分の発する言葉には細心の注意が必要だと日々肝に銘じています。

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by wp636 | 2017-04-23 05:25 | 子育て | Comments(0)

 インターネットの普及した21世紀。
私は場所的制約を超えるためスカイプを利用してレッスンを行っています。
自分が教えるだけでなく、ネット通信による講座やレッスンを受けてもいます。つまり私は教える側であり、教わる側の人間でもあるのです。

 以前私はドイツの或る大学で経済学部に所属していました。驚いたことに定員の倍近い生徒を受け入れていたので、毎回の授業は座席の争奪戦。講義が始まれば幼稚園かと思うほど騒がしい講堂・教室。叱る大学教授。スマホいじりに買い食い。落ち着きのない授業風景。
馬鹿馬鹿しくて退学しました。

 でも学ぶことは大好きなので、今でもインターネットで通信講座を受講しています。
長い試行錯誤の期間があって、私はようやく自分に合った学び方を見つけたのです。
最初はやはり不安でした。たった独りで画面に向かって勉強して、果たして最後までやり遂げられるだろうか?と。
でも実際に始めてみると、そうした杞憂はどこかへ吹き飛びました。
ビデオによる講義は再生が何度でも可能ですし、意外にも他の受講生とは学校が用意したポータルサイトで交友を図ることができたのです。
 自分の住む国には通信制の大学がいくつかあり、修了試験だけ大都市の試験センターに出て行って受験する必要はありますが、それとて小旅行みたいな浮き立つ気分を味わえます。勉強仲間にも直接会える絶好の機会ですし。
私のような勉強好きには堪らないです。なぜなら学びたいだけ学べるので、元を取り過ぎて余りある状況になるのですから。必要な教材は全てダウンロード可能。講義も再生が可能。不安なこと・疑問点などがあれば担当の相談官に直接電話もできます。

 時代は変わりました!

 もちろんプレゼンスな授業にも良さはあります。でも、講師の話を直接本人から聞かなければ勉強できない時代は終わったと思います。
私はもはやわざわざ決まった曜日にどこかの都市に出て行って、落ち着きのない人たちと一緒に講義に参加する気はないです。
 そう思ったからこそスカイプレッスンを本格化しました。
現在受講中の生徒さんたちも大いに満足してくれています。移動時間をなくして、他のことにもっと有効に時間を使うべきだと思います。

 将来的に、日本の大学院にインターネット通信制で通いたいのですが、日本ではそのような学校がほとんどありません。
早稲田大学の人間科学部がネットだけで修了できる学科を創設しましたが、卒業するまでになんと400万円もします!人を馬鹿にするのもいい加減にしろ!って感じです。「早稲田ブランドが通学無しで手に入るのだから400万円くらい安いものだろう」という傲慢さが伺えます。

 日本の大学は無駄に校舎を拡張してしまったので、ネット通信制を広める努力をしません。特に文系大学はネット通信制の学部を創設したら学校全体を崩壊させかねないとして、ほとんど講座をオープンにしていません。

 逆に京都造形芸術大学のように芸術概論などの文系科目をネット通信制(手のひら芸大)でオープンにし、建築やデザイン学科のように、校舎に通って直接作品を制作しないといけない学科は、通信制対象から外して校舎運営をしていくというやり方で成功している例もあります。
 
 海外に住んでいると、日本は箱モノを抱えすぎで腰が重いなと思います。そうこうしているうちに、MITやハーバードなどは単位修了試験には高額な試験代を課すものの、世界中の人たちに講義をオープンにすることでどんどん他の大学に差をつけています。
そもそも日本語で講義するだけでハンディのある日本の大学が、従来のプレゼンスな講義に固執していたらどんどん世界から遅れていくことでしょう。

 もう教室という箱にみんなで一斉に収まって勉強する時代は終わったと思います。
自分の最もリラックスして集中できる環境で最高の講義を受ける。インターネット時代の新たな学び方だと断言できます。

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by wp636 | 2017-04-21 04:03 | What's NEW! | Comments(0)

ある日のレッスンのこと。

数学の問題を解いてもらっていたのですが、スカイプの画面を通して見える生徒さんの表情が冴えない。
私が「答えに辿り着けないの?」と質問を投げかけると、「いくら計算しても正しい答えになりません。」との返事。
そこで「きちんと両辺を100倍した?手前の5にも100を掛けた?」と聞くと「アッ!」との叫び声。

どういう問題(関数、図形、はたまた方程式)を解いていて、上手くいかない時にはどこで間違えているのか、そこを察知できる能力が講師には必要だと思います。
あんまり素早く矯正してしまうと勉強にならないですし、あんまり時間を掛け過ぎては効率が悪すぎます。
しっかり考えさせて、引っ張り過ぎないタイミングでヒントを与えてあげる。餅つきの合いの手みたいな感じで。

なぜ間違いポイントを素早く察知して矯正できるかというと、自分もまた同じ道のりを歩んできたからです。自分もまた中学時代、同じように悩んだからです。頭を抱える生徒さんを見てもイライラすることは一切ないですね。むしろ「ああ、ここを教えてあげたらもっとよく理解できるかな」とか「このポイントを意識するように教えてあげよう」とか思いますね。

このレッスンのように「アッ」と気づくことがとても大切です。勉強する楽しみに繋がるきっかけになるのです。
毎回発見のある授業をたくさん受けていたら、「中2までに勉強が嫌いになる子が60%に達する」なんて記事も載らなくなるように思います。

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by wp636 | 2017-04-20 06:18 | レッスン | Comments(0)

ミュンヒェン争奪戦

 ドイツの大都市には大抵日本人駐在員のご家族が住んでいます。
ドイツで3番目に大きい都市・ミュンヒェンともなれば、相当数の日本人の方が住んでいるのも容易に想像されます。
しかしなぜかこれまで大手進学塾や予備校が校舎を構えていませんでした。
さまざまな原因が考えられますが、日本人学校が街中から離れた場所に建っているということが指摘されてきました。
またデュッセルドルフのオーバーカッセル地区やメーアブッシュ地区、はたまたフランクフルトのハウゼン地区やプラウンハイム地区のように、日本人がまとまって住んでいる地区がミュンヒェンには少ないという点も、学習塾が校舎を構えるのに躊躇してきた理由として挙げられるでしょう。
昔からミュンヒェンに学習塾が開校するという噂は、持ち上がってはいつの間には立ち消えになっていました。

 そんな状況を変える事態が昨年起こりました。
デュッセルドルフに海外校舎を構える京進がミュンヒェンの中心街に校舎を開校しました。
市街の中心地に日本人のご家庭が集中的に住んでいるわけではないので、授業後にお見送りサービスをしているそうです。
以前、京進が日本でデュッセルドルフ校の専任講師を募集していた広告を見ましたが、給料が1800ユーロです。
これで授業後のお見送りサービスまで含まれているとしたら泣けてくるような待遇です。シビアな職ですね。

 さて、昨年はデュッセルドルフに駿台予備校が校舎を構えました。この時期に欧州に校舎を構える大きなメリットがあるのか?採算が取れるという確固たる根拠があるのか分かりませんが、久々に新規参入のニュースが飛び込んできてにわかに活気づいてきました。
その駿台は今年ミュンヒェンにも校舎を開校することが決まっています。ミュンヒェンには大きな市場があると思っていましたが、いよいよミュンヒェン争奪戦が本格化してきました。

 ミュンヒェンはバイエルン州の州都であり、観光名所を多数抱える素晴らしいところです。しかし忘れてはならないのが、ドイツでも屈指の有名大学の集まる街であるという点です。ミュンヒェン大学やミュンヒェン工科大学はいわゆるドイツのエリート大学に名を連ねています。ここに留学する日本人学生は優秀な人が多いので、これまではライバルが少なく家庭教師の生徒さんを探しやすかったと思います。そういった状況が大きく変わろうとしているように思います。

 今後ミュンヒェンの学習事情がどう変わっていくのか、目が離せません。

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by wp636 | 2017-04-19 05:08 | 閑話休題 | Comments(0)

お知らせ

昨日、ドイツ語体験レッスンを当方のホームページ経由でご連絡いただいた方へ。

ここでお名前が出せないため詳細は一切書きませんが、昨日いただいた体験レッスンの件でメールにて返信したものの、宛先が存在しないというエラーメッセージとともに返信されてしまいます。
もう一度ご自身のメールアドレスをご確認いただいて、情報を再送信していただけませんでしょうか。

お手数をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。

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by wp636 | 2017-04-17 22:02 | レッスン | Comments(0)

 以前、小学4~5年生と二年間に渡って国語の授業を担当した女子生徒さんがいました。
当時私は塾の専任講師をしていましたが、入塾の際お母様からもお子さんご本人からも「算数の方が好きだし得意!国語は苦手。だから国語の授業は好きではない。」とハッキリ言われていました。
 確かに国語は地味な教科で、算数に比べて自分の学力の向上をすぐに体感できない側面があります。
しかし漢字の書き取り、語彙の習得、文法の理解、文章読解力の向上を続けていくと、地味ではありますが容易には下がらない確実な力が身についていきます。この生徒さんにも粘り強く、事あるごとに褒めて指導を続けました。
 小学6年生に上がるタイミングでお父様の転勤に伴いアジア圏に引っ越してしまったのですが、幸い現地に大手学習塾が複数展開しており、その中から最大手の塾に通うことを決めて受験勉強を続けることになりました。
まずは一安心でしたが、その塾の校長先生と3者面談をした際のお話をメールでお母様が知らせてくださいました。
入塾に際して学力調査テストを行ったようで、その成績を踏まえての3者面談が行われたのでした。
そこでお母様、お子様ともに意外なことを言われたそうです。

塾長「まずは算数。こちらは基礎的な部分で欠けている知識があります。小学5年生までの勉強で重要な単元をいくつかしっかり復習しなければいけないと感じました。」
お母様方「えっ!娘も私も算数の方には自信があったのですが・・・。国語は昔から苦手でしたから。」
塾長「いいえ、国語はしっかりと学習してきましたね。すべての学習単元をバランスよく勉強してきたとすぐ分かる結果でした。向こうで塾に通われていたのですか?」

 受験が終わるまでサポートできなかったのは心残りでしたが、自分のやってきたことが間違っていなかったと客観的に知ることができて良かったです。結果的にこの女子生徒さんは第一希望の学校に合格して日本に帰国しました。
合格の喜びを伝えるメールをすぐに送ってもらえたのは嬉しかったですね。講師冥利に尽きます。

 他の塾などと比較されるのは厳しいことではありますが、自分を信じてレッスンしていれば、比較に動じる必要もありません。
むしろ「むこうのレッスン講師と比較されて厳しいな」と先方に言われるくらいでありたいものです。

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by wp636 | 2017-04-16 06:47 | レッスン | Comments(0)

国語の読解力を上げる方法 その2

 前回はつなぎ言葉の種類とその役割をしっかりと理解して、読解に繋げていくというお話をしました。
今回は指示語を一つ一つ意識して文章を読み進めることを提案したいと思います。

 指示語とは、いわゆる「こそあど言葉」のことです。文章中に頻繁に登場する「それ」「こういった現象」「あのような出来事」などの言葉が一体何を指しているのか、軽く流さないで一つ一つそれが指し示す内容を捉えていく努力をしてほしいということです。
ここが単なる読書と国語の読解問題を解くことの違いだと思います。
 指示語を意識しながら文章を読む癖がつくと、自然に指示語が出てくると「はて、これは何を指していたかな」と考え、時に文章を遡って読み直すようになります。それにより文章をより深く読み込み、より深い理解に繋がるようになります。
これは受験対策という観点でも大変有用で、受験では指示語の理解を問う問題が必ず一つは出題されますから、点数アップにも直接つながります。

 お子さんと一緒に国語の文章問題を解く場合、問題になっていなくても「ここの『そのこと』ってなんのこと?」と質問してあげてください。そうすれば、あえて「この文章の意味分かった?」と質問する必要がなくなります。
子どもは素直であり、親に褒めてもらいたいと常に思っています。だから「これ分かった?」と尋ねれば100%「分かった」と答えます。仮に分かっていなくても「分かった」と答える生き物なのです。
だからこそ、指示語の意味するところを尋ねて、お子様が理解できているのか否かさり気なく確認してみてください。特に中学受験を目指す小学生、しかも受験勉強を始めたばかりの小学3・4年生に有効な方法だと思います。

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by wp636 | 2017-04-14 05:01 | 解法のコツ | Comments(0)