インターネットで検索すれば、さまざまな学習教材が無料で手に入る時代。わざわざ紙のテキストを購入する必要もないのでは?と考えがちです。
しかし紙のテキストにはすぐに開いて必要な箇所を学べるだけでなく、何気なく目に飛び込んでくる周辺の情報に接するという有用な側面も無視できません。
またパソコンの画面に表示させた内容は、サイトを移動してしまえば頭からも抜けていってしまいかねない。「必要なときに画面表示させれば済むこと」と思っていても、いざ必要なときには見当たらないのが常。重要だと思った資料などは印刷しておくことをお勧めします。
紙媒体のテキストも、高校生までは持ち歩いたほうがよいと思います。

以前、個別指導した生徒さんでなぜかテキストを持とうとしない方がいました。
私の方から学習する上で適当と思われる参考書や問題集を複数紹介したのですが、一向に買う気配がないのです。
仕方ないのでスキャナーで自分の教材をデータとして取り込んで送信していたのですが、ある時「データにしてもらっても余白が多くて印刷すると無駄が多い(黒く印刷されてしまう)。どうにかしてください。」と文句を言われる始末。。。
「勉強する気がないのかしら?」と不思議に思いました。
流通の発達した現代、日本語で書かれたテキストでも1週間もあれば日本からお取り寄せ可能だと思うのですが。Club Japanなどの便利なサイトもありますよ。
中高生の学習参考書は一冊2000円以下のものが大半です。それほど高価なものだとは思えないのですが。
数冊の参考書を買い与えて、それで勉強好きになる・学校の成績が伸びるのならば安い買い物ではありませんか?

私は古いタイプの人間なのか、テキストは自前で用意してほしいと思っています。
学習効率もその方が絶対に高いと確信しています。

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# by wp636 | 2017-05-27 17:56 | レッスン | Comments(0)

私は黄昏どきの図書館が大好きです。
読書をする人・勉強している学生さんが、ポツリポツリと散らばっている大きな図書館がこの上なく好きです。

これまでに幾度となく試験というものを受けてきました。
そのための準備を図書館でしてきたので、図書館という空間は私にとってかけがえないのない場所です。
マスコミの試験を受けるため、会社帰りに毎晩立ち寄った日吉の慶應大図書館。社会人学生をしていた時、授業の合間を縫って通い詰めた名古屋工業大学の図書館。横浜駅近くにある私設の図書館。神奈川公会堂近くにある市営の図書館。試験勉強のため有給休暇を取ったのに、朝から勉強するために出掛けていったのは会社の向かいに建つ愛知県図書館ということもありました。
ドイツに来てからはフランクフルトのドイツ連邦図書館がお気に入りで、入り口に立つ守衛さんとお友達になりました。
その後フランクフルト大学の図書館に通い詰めるようになったのですが、今はそこを離れて自宅で勉強しています。

黄昏どきの図書館に座っていると、とっても懐かしい気持ちになります。
あれは中学生くらいの思春期の頃を思い出させるのか?それとも大学受験に向けて必死に勉強していた高校生の頃を思い起こさせるのか?
滅多にないことなのですが、突然胸がキューンとなるんですね。切なくて、とっても懐かしい感じがして、下手をすると涙がこぼれてしまうような、そんな何とも言葉では表現できない感覚に陥るのです。そこで、しばらくボーっとしてからまた机に向かう、と。

歳を重ねるにつれて、じっと机に向かうことが難しくなりました。ただ席に座っていることが困難になってきました。
若い頃、何の気もなしにできていたことができなくなる。「若い時分にしっかり勉強しておけ!」と言われた意味がようやく分かるようになりました。
でも不思議なことに、若い頃よりもやる気は充実しています。学習というものが義務であることを離れた頃から、無性に勉強する気が湧いてきたように感じます。
そして図書館に通うとちょっぴり期待してしまうのです。あの胸がキューンとなる瞬間が訪れないかな、と。

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# by wp636 | 2017-05-26 08:21 | 閑話休題 | Comments(0)

レッスンをしていく上で大切なことは、
- 学習単元をしっかり解説し、そして生徒さんに定着させること。
- 興味深い話をして、学習意欲を引き上げること。
に尽きると考えます。

上のどちらかに偏っていても不十分でしょう。すなわち、知識は豊富でしっかり解説はできるけれども講義が面白くない。かたや話は面白いけれどレッスンの内容がおざなりになる。

以上2点をしっかり実現するには、不断の努力が必要です。
つまり、生徒さんの学習する内容を先取りしてきちんと十二分なレッスンの準備をすること。そして興味深い話題を集めるよう日頃からアンテナを張って生活することです。

以前、集団授業を専門にする進学塾で専任講師をしていた頃、社長がたまたま出張してきて私のレッスンを何気なく見ていました。
そこで指導している内容や方法よりも、閑話休題で話していた内容に興味をそそられたようで、授業後に「授業中に話していたことって、どこで手に入れてきたの?ああいう面白い話をいつも君は生徒にしているの?」と質問されました。
内容はもう覚えていませんが、当時は意識して本を読んだり、興味深いドキュメンタリー番組を録画しておいたり、更に知識を深めるためにインターネットで調べ物をしたりしていました。カバーしていた範囲はかなり広範囲で、J-POPから囲碁将棋からお笑い、クラシック音楽、江戸時代の浮世絵まで、とにかく話題にできそうなものは貪欲に吸収していて「ネタ帳」に書き留めていました。

そのような情報収集には当然時間が掛かります。だからこそ、講師にはレッスン以外にも絶対に時間が必要だと感じています。
何が言いたいかというと、このところの集団塾などでは講師がいっぱい一杯に働かされていて、自分の引き出しを増やす時間の余裕がないように思うのです。
学校の先生にも言えます。とにかく授業準備、保護者への連絡、会議資料の作成と校長先生への報告・・・と余裕がなさすぎる。

将棋の天才・羽生善治3冠王は言いました。「厳しい対局の合間の休憩時間だからこそ、今は何も考えない時間を意図的に作り出すようにしています。脳に隙間ができないと、良い手(アイディア)が浮かんでこないからです」と。
これはフェルマーの最終定理を解明したA.ワイルズ先生も同じようなことを言っていましたね。京都の有名な散策路といえば『哲学の道』ですが、ここも西田幾多郎先生が良いアイディアをひねり出すために好んで散歩していた通り道から来ているといいます。
頭の中に隙間を作る、頭の中を一度空にする時間を設けるというのはとても大切なことなのです。

今や学校も塾もサービス業ですから、「もっと保護者との面談を増やしてほしい」「より細やかな指導をしてほしい」と要求はエスカレートする一方。
でも時間には限りがあり、目いっぱいの時間に追われた暮らしを送っていては効率は下がる一方だと思います。

私は「自分はスーパーマンではない」ということを前提に、何を追求する必要があるかということに焦点を当ててレッスンを組み立てています。
私が集団塾の講師を辞めたのは、講義以外のサービスがあまりに多かったからです。
よくよく考えてみていただきたい。保護者面談や保護者スクーリングといったものを頻繁に行うことでお子さんの成績が伸びますか?
その準備のために、塾講師たちの授業準備の時間が削られているという負の側面を見落としてはいけないと思います。

何事もそうですが、一番シンプルなやり方がベストなんです。本来あるべきものの他におまけが一杯ついていてお得感があるというのは、実際のところかなり怪しいですし、とっても非効率になっている・無駄がたっくさんあると考えるべきです。
なぜそう断言できるかというと、それは私が塾講師の仕事だけをやってきた人間ではないからです。民間会社で予算編成業務や雑誌の売り上げ、原価や費用を監査する業務などに携わってきたからです。

もっとはっきり言うと、本業に自信がないからおまけがアレコレ付いてくるんです。

今は私の指導方法に共感いただいている方だけに個別のレッスンをしていますが、とてもシンプルな内容になっています。
そして目標にしっかり届くようになっています。
長い時間を掛けてようやくたどり着いた究極のかたちだと確信しています。

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# by wp636 | 2017-05-24 03:43 | レッスン | Comments(0)

マクドナルドの迷走地図

昨日近所を散歩していて見つけたのが掲示の看板。
どうやらマクドナルドがすっかり地に落ちた企業イメージを回復しようとして掲示している広告のようです。

なんて書いてあるかというと、『キスするだけで妊娠する』" Küssen macht Schwanger."
こんな馬鹿げた噂に振り回されないで!』(マクドナルドのパテにはミミズが入っているとか、犬の肉が混じっているとか、地べたに落とした肉も拾って再利用しているとか、そういう諸々の噂に惑わされないで!)
ってことらしい。

そういえば先日別のマクドナルドの看板広告には『ドイツにはBielefeldなんて町ってのは存在しない』
なんて間違った情報に振り回されないで!って書いてありました。
Bielefeld住民から文句が来ないのかしら?

自分が子どもの時分、マクドナルドは高価な食べ物でした。家族でマックを頬張るなんてとっても幸せで、ちょっぴりゴージャスな感じがしたものでした。私が中学生の時分にはハンバーガーが1個240円まで値上がりしたこともありました。
昔はお父さんと子どもが一緒にビッグマックを頬張り、お父さんが子どもに「お前もビッグマックが一人で食べられるくらい成長したんだな、偉いぞ!」ってなCMもありましたね。
ところがバブル崩壊後の景気低迷とデフレに陥ると1個55円まで価格が下落。マックとはホームレスが毎日食べるものとまで言われていたっけ?
そのあたりからか、マックのハンバーガーって味が変わったように思うのです。

この疑問をレッスン後の雑談で話題にすると、ドイツ語のレッスンをしていた生徒さんから驚くべきお話を聞きました。
なんとマックのバンズ、パテ、チーズやソースなどを組み合わせると複雑な化学反応を口の中で起こすようで、これらのパーツを一緒くたに咀嚼するとマックの味になると。だから一個一個のパーツをバラバラに食べるとまったく美味しくないのだとか。要するにコカ・コーラ・ゼロの食べ物版。

ドイツに渡ってからもたまぁにマックが食べたくなって、一人小銭を持って近所のマックに食べに行っていたのですが、食後に何か満足感が得られないというか、何か物足りない感がずっと残っていたんです。
その原因がマックの味の変化(使用している食材の変化)によるものだと指摘されて、私には思い当たる節があっただけに大いにショックを受けました。
その興味深いお話を伺って以来、マクドナルドに一度も行っていません。

さてこのブログを読んだ方は、私の主張に「そういえば、マックの味一昔前とちょっと違うような気がするな」と思い当たりましたか?
それともマックが広告で訴えているように「嘘っぱちだ、マックを貶める作り話だ」と思いますか?

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# by wp636 | 2017-05-21 06:56 | 日常生活 | Comments(0)

いきなり夏!

先日まで肌寒かったりひょうが突然降ってきたりで、いつまで経っても本格的な春がやってこないなァと思っていたら、いきなり夏本番か!と思うような陽気に。
今日の気温は27℃ですよ。一体どうなっているんでしょうか?

本来欧州の最も良い季節は5月の終わりから6月いっぱいでしょう。
気温も高くなり、快晴の日も続き、夏時間で昼間が長いし良いことづくめ。旅するならベストなシーズンです。

それと6月からはお祭りのシーズン。各地でさまざまなイベントやおらが町の祭が開催されます。
今年は転居して初めてのお祭りシーズンなので、近隣の町に出掛けていってこのあたりの文化に触れてみようと思っています。
そういえば、今週の土曜日はデュッセルドルフでJapantagが開催されますね。土曜日一日のイベントですが70万人以上の人出が予想されるそうで。ものすごく大きなイベントですね。
さらにビール好きの方にお勧めなのは、Bierbörse。各地のビールが一堂に会するイベントで、ドイツ全土を縦断していきます。
5月からスタートして9月まで続きます。
http://www.bierboerse.com/veranstaltungstermine.htm

ドイツに旅してくる友人知人は誰もみな「ドイツのビールはやっぱり旨いね」って言います。日本のビールとはちょっと別物ですね。
でも日本人にとってはキリンやアサヒのビールが飲みなれているので、飲める機会があるなら日本のビールを!と思ってしまうこと。デュッセルドルフにはたくさんの日本食レストランがありますが、なぜかここで食事をすると日本のビールを注文してしまいますね。

そんな愛着のある日本のビールも購入できるBierbörse。ドイツ文化に触れる機会として一度は訪れてみてほしいと思います。
ちなみにドイツのお祭り食ともいうべき、ソーセージやジャガイモを揚げたものなどと一緒にビールを飲めば最強の組み合わせ。
ちょっとジャンキーですがたまには良いものです。

過ごしやすい季節がやってきました。週末はお外に飛び出しましょう!

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# by wp636 | 2017-05-18 11:26 | 日常生活 | Comments(0)