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ドイツ語の単語量を増やすには

ドイツ語の単語量を増やすにはどうしたらよいのか?

これは語学学習者ならばだれしもぶつかったことのある壁ではないでしょうか。
特効薬になるかどうかはさておき、自分の経験から言えることとして以下のものを挙げておきます。

1)一つの動詞などから他の品詞への変化を通じて語彙を増やす。
例えば、studierenという「大学で学ぶ」という動詞から、das Studiumという「大学での勉学」という中性名詞も覚えてしまうというやり方。同じ意味合いで品詞違いという接点の濃さを利用して単語量を増やすわけです。

2)反対語も調べて語彙を増やす。
例えば、die Arktis「北極」という単語を始めて知った暁には、反対語の「南極」die Antarktisも覚えてしまおうというやり方です。
反対語という接点で丸ごと2つの単語を覚えてしまうという欲張りな学習方法。このやり方を用いると、特に形容詞の語彙を連鎖的に増やすことができます。例えば、hell「明るい」⇔dunkel「暗い」、hoch「位置が高い」⇔niedrig「位置が低い」、jung「若い」⇔alt「年老いた」など。

3)読解問題から単語を拾う。
これは長文読解問題などを解き終えたらその問題を片付けてしまうのではなく、文中に出てきた気になる単語を拾い集めて語彙増強に役立てるというもの。読解問題の文意って意外と覚えているものなのです。そこに関連付けて単語を覚えていくと忘れにくいのです。

以上3つの方法、ちょっと試してみてください。

それと単語の学習の際、特に名詞の学習の際には、単に意味だけでなく名詞の性(男性・女性・中性)と複数形も一緒に覚えるようにしましょう。二度手間を避けることができますし、名詞の性別や複数形の覚え方にはパターンが決まっているものがあるので、そのパターンを頭に入れて効率よく、しかも正しく名詞を覚えていくよう心がけましょう。
例えば、語尾が-ungとくれば女性名詞ですし、この手の名詞の複数形は-ungenとなります(die Rechnung --> die Rechnungen)。
また-umとくれば中性名詞がほとんどですし、この単語はギリシャ語由来が多いので複数形は-enなど特徴的なものとなります(das Museum --> die Museen)。

他にも語彙を増やす方法はあると思います。
例えば、自分の好きな分野に特化して、その分野で用いられる用語をどんどん覚えていく方法。例えば料理好きな人ならば、調理や食材に関する用語を優先的に覚えてしまうというやり方。好きこそものの上手なれってことですね。

また動物、魚、自動車など、単語をグルーピングしてどんどん頭に入れていく方法もあるでしょう。例えば、das Tier「動物」の下位分類として、der Tiger「トラ」、der Elefant「ゾウ」、der Hund「犬」、die Katze「猫」、die Maus「ネズミ」などをマスターしていきます。

勉強とは試行錯誤の連続です。ご自身に一番合うと思った方法をいち早く見つけ、その方法を信じて邁進してほしいと思います。

by wp636 | 2017-06-28 18:24 | ドイツ語