2017年 11月 11日
今まで使ってきたテキストを今こそ
私が塾の講師をしていた頃、生徒たちには「テキストに直接解答を書き込まないこと」を徹底していました。
なぜか?
特に国語や社会のテキストに解答をいきなり書き込んでしまうと、もう二度と見返すことがないですし、赤丸やバッテンが書き込まれたテキストを復習する意欲も失せてしまうからです。
塾講師時代は毎週たくさんの宿題を出していましたが、二学期の後半頃からテキストの復習を兼ねて過去の問題を書き込みOKで提出させていました。
こうすれば間違いなくテキストを復習しますし、知識の定着も図れます。
ある生徒は当初「なんでテキストをまっさらな状態で保存するのか分からない」と不満顔でしたが、私が復習をするためだと説明したら理解してくれました。子どもには頭ごなしにやさらせるのではなく、やはり講師の意図や狙いをしっかり伝えることが大切です。
子どもは大人が思うほど子どもではないです。
受験を控えた中3生は、これまで塾などで使用していたテキストの復習をするべきです。
この場合、もう書き込みを躊躇する必要はありません。直接問題集に答を書き込んで丸付けし、間違えた箇所だけ直前期に見返すのです。
そうすれば時間の大幅な短縮にも繋がります。
まっさら状態のテキストは、なにもe-bayで中古販売するためにとっておくのではありません。
しかるべき時にしかるべき方法で使い切るためにあるのです。
さあ、二学期も佳境に入ってきました。一度学習した内容の復習を兼ねて、テキストを再利用しましょう。
by wp636
| 2017-11-11 20:10
| 受験